どのような道をどのように生きようと命いっぱいに (あいだみつをさんの詩より) とにかく元気、明るく、前向き。
おかげさまで、患者さんを通じ遠くから来院される方も増えてきました。 人と人のつながりで、つながる方がきくの鍼灸院によって元気でそして笑顔になれるよう私たちは頑張っています。 何かお体の事でお困りでしたらお気軽にご相談くださいね~
私は、ハウステンボスで有名な長崎の佐世保という町で育ちました。 海と山の中で育ち、自然の空気をたくさん吸ったおかげで小さいときから元気がとりえです。
私は、小さいときから祖母が自分自身にやっていたお灸をみてきました。 最初は、なんでこんなに煙い物をするのかと不思議でした。 たまに、私が鼻をグズグズさせていたりすると、祖母がお灸をしてくれる事もありました。
なんでも祖母は10代の頃にかなりの大病を患ったそうで、お医者さんにも見離されて途方にくれていた時に藁をもすがる思いで出会ったのが「鍼灸治療」だったそうです。
おばあちゃんと右副院長(幼少期)
それから約70年経ち、その間にも原爆に被爆しました。 その祖母が、今では元気な88歳になりました。 今でもそんな祖母の家に行くと、懐かしい匂いを感じます。 それはお灸のにおいだったんだと、今この仕事をしてわかります。
今はそんな懐かしい匂いや祖母の手の温もりも、年に1回長崎に帰ったときにしか味わえません。 ですので、月一回なるべく声を聞くために電話をしています。
電話で私が祖母の体調を心配すると、「元気にしとる!痛かところはなかと。」といいます。 ときどき、体調管理のために近所の鍼灸院に通っている事も教えてくれます。 遠くに住んでいる祖母が元気に過ごしてくれている事は私にとってとても嬉しい事ですし、 鍼灸治療を受けている事も嬉しい事です。
そしていつも、電話で患者さんたちを心配します。 「患者さんはどがんね?」と。 きっと、体調が悪く、痛くつらい思いをしてきた祖母ですので鍼とお灸で、 良くなって欲しいと願っているんだと思います。 鍼灸の道にすすんだのも、祖母のように体調が悪く困っている人のために、 元気で過ごしてほしい、そして元気で長生きをしてほしいというのがきっかけです。
副院長とおばあちゃん
手を触れる事の大切さ、 手当てと言われる「本当の治療」をすることがいかにとても大切かというのも知っています。 祖母が私にお灸をしてくれたぬくもり、そこには祖母の愛情(想い)がこもっていたと思います。
元気が取り柄だったのも、山や海に囲まれて育った以外に 本当は祖母の優しさからなるお灸の力もあったのかもしれません。
患者さんの喜びの為に、より多くの人に鍼灸の良さを知って頂く為 そして、祖母に喜んでもらうためにもこれからも頑張っていきます。